群馬県高崎市の心身障害者総合サービスセンター「ハーモニー高崎ケアセンター」の概要と、活動内容を公開中です。

ハーモニー高崎ケアセンターへのお問い合わせ

高崎デイサービスから

ハーモニック2号より

センターを支える職員の声です!

本誌の発行が遅くなりましたが、改めて新年明けましておめでとうございます。と、皆様に大きな声で言いたいところですが、昨年は東日本が「想定外」の大地震と津波に襲われ、また福島第一原発の事故(これは「想定」が甘かったとしか言いようがないでしょう)が起こり、さらに台風による大きな災害もあり心が痛む年でした。今年もその悲しみと苦しみを引きずる年になります。
特に原発事故の後始末については長期間にわたる努力と資金を要します。私事ながら、昨年末になって5人目の孫が誕生しました。しかし、放射能の影響を除去するには、この子が成人になる頃までの時間を要するかと想像すると大変気が重くなります。
災害復興のお手伝いとして、当桐榛会(ハーモニー高崎ケアセンターおよびはんな・さわらび療育園)も微力とは言え援助物資や支援金を災害地にお送りしましたが、被災地や被害に遭われた方々にとって、今年中に物心両面での復興がより進むように祈らずにはいられません。
さて、障害者に関する施策としては、「障がい者総合福祉法」の施行に向けて、今年はいわゆる「つなぎ法」が実際に動き出す年で、いろいろ対応に追われてせわしない年になりますが、この原稿を書いている時点では、その「つなぎ法」の詳細が明らかになっていない状況です。しかし、少なくとも「高崎デイサービスセンター」を利用している方々への影響は少ないと予想されます。
今後とも私たちは福祉的な支援事業に最大限の努力をしてゆくつもりでおりますが、皆様にもご協力いただけるように心からお願いいたします。
本年が皆様にとってより良い一年でありますように、心からお祈りいたします。

ハーモニー高崎ケアセンター
総合施設長 花岡 卓二

喜びを共感させて!

当デイサービスのような障害者施設においては、利用者さんが今までできていたことができなくなってしまうという場面に出会うことは少なくありません。ご本人にとって大変に辛く悔しいことに違いなく、我々としても悲しいことです。
ご本人は、できないことへの歯痒さから悔しい思いをすることも多いかもしれませんが、そんなときに我々職員が考えるのは「手伝いすぎない」ということです。
利用者さんの代わりに職員が全てお手伝いすることはたやすいかもしれません。ですが、我々は「手伝いすぎない」ことを念頭に置いています。それは手を抜くとか、相手に無理をさせるということではなく、相手が可能な動作をしっかり見極め、「本当に必要なお手伝いをする事が大切」だと思うからです。
「自立支援法」の手引きを見ると「自立」とは、「生き方を自分で決定し、自らの能力を生かし、自己の可能性を追求しつつ他者の支援を受けて日常生活を送る」とあります。
実際には各人の障害も違えば考え方も違い、その人らしい自立のあり方は十人十色だと思います。ですから我々は、利用者さんの個性を少しでも深く理解できるよう努め、その人の可能性を最大限活かしご自分でライフスタイルを決定していただけるよう、全力で「手伝いすぎない」よう心がけております。
「自己の可能性を追求する」事は、利用者さんには辛く苦しい歩みでしょう。でも我々に、その「自立」するための挑戦を「支援」させてほしいと思います。
「何かができた、何かが変わった、何かを達成した」ときの喜びを、ぜひ我々職員も共感させてほしいと思います。そしていつか喜びが自信へ変わり、笑顔にあふれた皆さんと共に過ごしたいと思います。

(センター長)古舘 謙一郎

センターがカラオケルームに!

お風呂や色々な場所で元気に歌ってくれるYちゃん。いつも渋い演歌のCDをもって来て聴かせてくれるK君。みんな歌が大好きなのでセンターにもカラオケがあればいいなと思っていたら、やっとセンターでカラオケが出来るようになりました。
プレイルームに設置すると、すぐに大繁盛!! いつもは横になって「お散歩に行こうよ!」と何度も誘っても動こうとしないM君も、大好きなピンクレディーの「UFO」の前奏がはじまると・・・目をパチっと開いて、体を起こし、体を大きく揺らして、大きな声で歌ってくれました。
演歌が好きなKちゃんは、「はい これ!」と歌いたい歌の題名が裏までビッチリ書いてあるメモをもって来てくれました。
センターに来たばかりのMさんは、センターではジェスチャーをしたりして、声を出すことはありませんでした。カラオケをしようと声を掛けると、はじめは「私はしないよ。」と×のサインでしたが、他の利用者さんが与作を歌っていると、小さい声でしたが「へいへいほー♪」と歌ってくれました。 「カラオケ好きなんですか?」と聞くとニッコリと笑顔で「うん!」 と答えてくれました。 「家に帰ると笑顔も増えたし、食事の時に口の動きもいいんだよ。」とお家の人も言ってくれて、カラオケはとてもいい効果になっているみたいです。みんな最新のAKBやEXILEなども知っていて、職員の私達が教えてもらったりもしています。これからもみんなでいっぱい歌いましょうね。

(介護福祉士 吉田 瑞穂)

遊びの中から訓練を

高崎デイサービスセンターの訓練室をチラッと覗くと、訓練台に横になってマッサージを受けている人をよく見ると思います。訓練を行っている人の9割以上の人がマッサージや関節可動域訓練を行い、さらに歩ける人のほとんどが歩行訓練を行っています。
しかし、土曜日のアイドルH君の訓練は一風変わっています。今回はその内容をちょっとご紹介します!!
もともと色々な事に興味を持ちやすいH君は静かなマッサージは苦手なご様子。そこで、楽しく遊びながら訓練を行っています。
例えば…歩行訓練中もキョロキョロしているH君に『ゆっくりカメさんになったつもりで歩いてみよう!』と提案!ソロリソロリと歩くにはバランス力と集中力が必要なので、カメさんの気持ちになって上手に歩いています。
また。畳の部屋の一方の壁から反対側の壁まで、横にゴロゴロ回転しながら移動し、OTと速さを競う訓練をしています。これは、片方の筋肉を使ってしまうH 君が反対側の筋肉を上手に使えるように、ゴロゴロ回る方向を設定して行っているものです。OTと競うことでやる気UP!!何より楽しんで行ってくれています。
このように、一見遊んでいるようでも目的を持って行えば、どんな活動も訓練に早変わり。これからもH君が楽しんで行えるような訓練をたくさん提供していきたいと思います。 

(作業療法士 高見澤 唯衣)

ページトップへ