群馬県高崎市の心身障害者総合サービスセンター「ハーモニー高崎ケアセンター」の概要と、活動内容を公開中です。

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高崎デイサービスから

ハーモニック12号より

ペチュニアの花を見て下さい

夏休みに入ったばかりの忙しい中、矢中中学校のボランティアの皆さんが、今年もペチュニアの花をプランターに飾って持ってきてくださいました。とても可愛らしく周囲にしあわせを運んでくれる花々は見ているだけでとっても暖かくほんわりとした気持ちにしてくれます。
中学生の皆さんの温かなお気持ちを受けて一日でも長く花を楽しめるように世話をしていきます。
来館される多くの方々と共に可憐な姿を鑑賞させていただきます。谷中中学生の皆さん、ありがとうございました。

デイサービスセンターにて

榛名の山の中(さわらび療育園)に25年間こもっていましたが、ハーモニー内の心身障がい者デイサービスセンター〈以下センター〉で働くように、という業務命令により都会へ転勤してきました。
家のある里見からセンターまでの道のりを考えると、遠い異国に行くようで気が遠くなりましたが、慣れとは恐ろしいものです。皆さんが温かく受け入れてくれたこともあり、一週間もしたら通勤がそれほど気にならなくなっていました。都会とは言ってもセンターは市街地から少し離れ、周囲は田園風景が広がりゆったりした空気が満ちあふれています。私はさわらびでも通所部門での経験はなかったので、見るもの・聞くものすべてが新鮮で、あっという間に一年が過ぎようとしています。
利用者様は生まれつき障がいのある人、事故や病気などではからずも障がいを負ってしまった人、手足がほとんど動かせない人や経管栄養の人など、様々な方が1日25名前後センターを利用されています。
わずかに動く右手の指先を器用に動かし、電動車椅子を自分の手足のように操るRさんは、思い通りの場所で寸分の狂いもなくピタッと車椅子を止めることのできる神業の持ち主で“A級ライセンス”をあげたくなる程です。
家では狭くて運動ができないからと、センターの広い場所で右半身の麻痺を克服すべく日々汗を流しながら自主トレに励んでいるIさんを見ると、自分は健常者なのに毎日なにをやってるんだろう、と自問自答させられることも多々あります。
センターには大きく分けて介護・看護・厨房の3つの職種がありますが、厨房と言えば食事を作って食器を洗えば終わり、いうのが一般的です。しかし、センターでの厨房職員はさにあらず。栄養士さん1人とパートの女性2人の計3名ですが、昼食の片付けが終わると他の職員と一緒に利用者の方の輪に入って、活動にも加わります。カラオケに麻雀・手芸などみんなと楽しみながら、時には利用者の方の相談相手となっている姿は、大きな施設や企業では見られない家庭的なほほえましい光景です。すべての職員が職種の垣根を越えて、みんなで利用者様がどうすれば楽しく過ごせるか、どうすれば有意義な生活が送れるか、考えながら業務を行っている姿勢は、還暦間近の頭の固い私に驚きとともに新たな風を吹き込んでくれました。新しい環境の中で新たな心構えで、更なる向上心を持って頑張っていこうと思います。

(看護師 原田 充)


木立に小さな物語がありました。

2016年8月、昼下がり、会館の玄関付近に思わぬ訪問客が訪れてくれました。
駐車場に入った車の駐車位置を確認するため窓側に立ったその時、目の前の木立に体長30cm程の鳥が留まってました。
傍らに巣ができていて、巣に入るのを雄雌が譲り合っている最中だったのか?巣に入る直前を目にしたようです。彼らは卵を交互に温めるため番いで共同作業を開始しました。子育ての始まりです。雛が孵るとピジョン・ミルク(これは、雄雌双方が与えることができる)を飲ませていました。成長が早く数日でミルクから昆虫餌に代わっていたようです。それから時々見かけてはいたのですが、孵化してから約半月ほどで巣だって行った様です。早い成長は天敵から身を守るためでしょうが旅立ちの挨拶もできないまま雛たちは成鳥への階段を上がり創めたのでした。

M様のお約束 パート2

早いものでM様も高崎デイの利用開始から2年となり、20歳のバースデーを迎えました。
M様のお誕生日会は盛大に行われ、バースデーソングのBGMと利用者様の拍手の中、お花のアーチを潜り、入場すると「キョトン」としていたものの「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・し・た」と頭を下げていました。
そんなM様、今年の行事もケヤキウォークを選択されました。
昨年の反省点を踏まえ、今年はケヤキウォークで一日過ごすのではなく、群馬の森で散歩し、M様の大好きなCDを聴きながらおやつを食べるという、充実した一日になるように企画したプランでした。
この一日の流れをお母様に話し、当日の朝M様に伝えて頂くようお願いし、、これで今年は「完璧」と思っていました。予定通り買い物を自ら選びご機嫌だったM様ですが、昼食にまったく口を開いてくれず、やっと、開いたと思いきや2、3口で食べるのを止めてしまいました。
急遽、職員が注文したうどんを食べてもらおうとしたのですが、うどんを口に運んでもなかなか食べて貰えず、一緒に行事へ来た職員と利用者様には別行動をして貰いました。私は「もうちょっと頑張ってみよう」とうどんを口に運びました。するとひと口、ふた口そして小さい茶碗2杯を食べてくれました。
必死だった私は、周りの様子が全く見えておらずM様を見ながらテーブルを片付けていると、近くに座っていたファミリーのお父様が「これ片付けてあげるよ」とお膳を片付けてくれました。
偶然出会った優しさをパワーに変え、行事の後半である群馬の森へと出発しました。新緑の中をお散歩するのはとても気持ちよくスムーズに進むと思いきや、おやつを食べながらCDを聴こうとラジカセにスイッチを押しても音が出ないハプニングが発生しました。M様は納得しない様子で何度も何度もスイッチを押しましたが、電池の接触が悪かった様で音は出ませんでした。
M様には「ごめんね」と平謝りです。時々思い通りにならない時や分かってもらえない時に職員に感情をぶつけてくる事もありますが、そんなこともなく一緒に行った男性職員に抱っこしてもらいおやつのチョコパイをペロリと2個も食べる姿を目にするととても愛おしくなりました。
日々ハプニングはつきものです。そんな時職員は、臨機応変に対応することの大切さを改めて感じることが出来ました。これからも利用者様の立場で考え、利用者様の思いに応えていきたいと思いました。

〈生活支援員 山口 郁美〉


センターでの行事〈FM群馬と少年科学館〉

高崎市デイサービスセンターで行っている外出行事は、約7種のコースの中から利用者様とそのご家族に選択して頂き行っています。
今回は、群馬県庁と少年科学館のコースを行ってきました。群馬県庁からは展望を楽しみつつ、美味しいランチをいただきました。景観がよく、料理も絶品だったので利用者様も大変満足そうに笑顔を浮かべていました。
次に行った少年科学館では、様々な化学現象を実際に見たり、触ったりして楽しみました。特にHさんは興味津々な様子でした。「次はあそこに行きます!」と積極的に車椅子で移動していました。ご自分で電気を起こしたり、バーチャルシュミレーションで飛行機の模擬運転をしたりと少年科学館を満喫しているご様子でした。
「ぼく!こういうの大好きなんです!」と言っていだだき、本当に企画してよかったと心から感じました。
帰りの車の中でも、利用者様が時々一日のこと思い返して笑みを浮かべ、「楽しかった!」と大きな声で話をしていました。一人ひとりの要望を取り入れて、行事の内容をもっと充実し、利用者様の笑顔を増やせていきたいと思いました。

(生活支援員 須田 祐太)

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